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味づくりの現場から

デリカの味づくりを支えるスタッフの声

--主な業務内容

営業や業務から上がってきた製造依頼に対し、納期や内容を確認して作業スケジュールを組み、実際に製造していく仕事です。

--作業の流れ

 

その日ごとに何を作るかが決まっているので、各セクションリーダーの指示のもとに、仕込み、充填、梱包の作業を行っていきます。

工場内にはモニターがあり、システムと連動していますので、どのアイテムがどの工程にあるのかをモニターで各自が確認し、次工程への引き継ぎを行います。

アイテム毎の工程が終了後は製造に関わる機器の分解洗浄、そして次のアイテム製造という一連の流れで、その日の予定分を製造していきます。

--デリカの強み

 

当社は小ロットものから大量生産のものまで対応していますが、スピードというところがひとつ強みだと思います。

 

基本的な製造予定は立案しますが、稀にお客様が本当にお困りの緊急なケースがあります。そのような場合でも最短で原料を調達し、最善の対応ができる体制を整えています。

--トレーサビリティシステムについて

 

当社は、独自の生産管理システム「トレーサビリティシステム」を導入している工場で、原料の入荷時点で個装一つ一つにQRコードの付いたラベルを発行して貼り、原料計量から仕込み、充填、梱包まで全てコードの識別を基に動いていきます。

入力情報はすべてシステムに連動されていきますので、間違った原料であれば警告が出るため、原料の間違いなどを防ぐ仕組になっています。

このシステムの最大のメリットは原料の管理だと思います。 例えば、今日入って来たものがどの商品にどのくらい使われているかなどが正確にわかりますから、よくニュースでも報道される異物の混入などがあった場合、当社では発送後でもロットが正確に判明しますから、迅速かつ的確な対応が可能です。

お客様は食べているものの原料がどこでどのように作られているのか個々には確認できませんから、当社がこのようなシステムを使って食の安全を守り、お客様に提供しています。

--生産工程の見える化

前述のように、システムを導入により作業状況が工場内のモニターでリアルタイムで確認できるようになりました。工場にいる従業員はモニターを見て、現在の進捗状況や次に何をするべきかが一目瞭然なので、全体の作業効率がとても向上しました。

 

実はこれを導入して一番喜んだのはパートさんたちでした。常に今の状況が把握できて次の準備にかかれるので、負担も減ってミスも防げるし、何より働きやすくなったと思います。

 

工場だけでなく事務所でも確認できるので、社内全体で現在の製造状況が把握できています。すべてがオートメーションではなく、これだけ人の手が介在するタイプの工場でこういうシステムを導入している例はまだ少ない思います。

--工場長として気を配っているところ

 

まずは、間違いの無い製品の製造を完了させることですね。

そして、働きやすい環境を作るということです。

そのためには、現場で働く皆の声を聞くのが一番だと思います。でも自分からはなかなか言い出せない部分もあると思います。なるべく現場にいて一緒に作業をしながら、どういう所が大変か改善点などの意見を聞いたりします。そうすると「実はここの作業が難しくて」などの話が出てきますし、自分でも気がつくことがあります。

いつも近くにいてそれぞれの顔を見て、常にコミュニケーションを取ることが大事かなと思います。

--社員教育について

 

まず入社時に品質管理などの基礎教育、マナー教育を行います。その後、現場に配属後は先輩の担当者が専属で一人付きながらOJTを行っていきます。

1つ1つの作業工程の意味や、例えばちょっとした気の緩みがミスを呼び、それがどういう事態を招くかなどは従業員全員が知っておかなければならないことなので、そういう指導はしっかりと行っています。

 

当社のミスが自分たちの問題だけではなく、納品先のお客様に迷惑をかけることになるので、神経質なくらい慎重にものづくりをするという共通認識を持つように指導しています。

 

また、Q.C. ミーティングを毎月行い、工場の全社員とパートの代表、品質管理および開発の担当者が出席して改善提案などを発表する場を設けています。その他、新しいシステムや機材が導入された場合などはその都度、全体での講習会などを行っています。

--この仕事のやりがい

 

工場長になってまず取り組んだのは、安心・安全な商品を如何に効率良く生み出すこと、皆が働きやすく楽しく働ける環境を作ることでした。 例えば工場内の温度の問題。夏暑く、冬寒いでは安定した作業が難しいので、その辺の環境の改善などにも取組みました。 パートさんも多いので時間外勤務については特に注意していますが、効率化が進んだ事も有り残業はほとんどなくなりました。 スタッフ全員が働きやすい環境を作るのが私の役目ですし、やりがいでもありますね。

--ひとこと

 

トレーサビリティシステムの導入により、安心・安全の確保と効率化が進みましたので時間的な余裕が生まれました。それにより清掃など細かい部分にもより注意を向けられるようになり、さらに良いものを提供できるようになってきていると思います。

 

工場としては、強みであるものづくりのスピードを大事にして、安全で美味しいものを安定して作っていくということが大事ですね。 お客様にとっても実際に口にするエンドユーザー様にとっても安心・安全なものをこれからも作っていきたいと思います。

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